きらら通信
花粉症で口の中も危ない!?意外なリスクとその対策法
こんにちは。
ヤオコーふじみ野大原敷地内の歯医者、きらら歯科ふじみ野院です。
今回は、花粉症の意外なリスクとその対策法についてお話しします。
花粉症といえば鼻や目の症状が一般的ですが、実は口腔内にも大きな影響を与えます。口腔乾燥症や歯周病、さらには味覚障害まで、花粉症による口腔トラブルについて詳しく見ていきましょう。
花粉症が引き起こす4つの口腔トラブル
・口腔乾燥症
鼻づまりによって口呼吸になると、唾液が蒸発し、口腔内が乾燥します。唾液には細菌の繁殖を抑える効果があるため、その量が減るとむし歯や口臭の原因になります。特に乾燥が進むと、口内炎や舌のヒリヒリ感なども引き起こしやすくなります。
・歯肉炎と歯周病
花粉症の時期は体内の免疫反応が過剰になり、歯ぐきが腫れやすくなります。乾燥した口腔内は細菌が繁殖しやすく、歯周病のリスクが高まります。また、免疫反応が強いと、歯肉の炎症が悪化しやすくなります。
・味覚障害と食欲不振
口腔乾燥やアレルギー反応により、味覚が鈍くなります。特に甘味や塩味を感じにくくなり、食事の楽しみが減ってしまいます。これにより栄養バランスが崩れ、さらなる体調不良を引き起こす可能性があります。
・副鼻腔炎による歯の痛みの誤認
花粉症が原因で副鼻腔炎を引き起こすと上顎の歯に圧迫感が生じ、歯痛と勘違いすることがあります。副鼻腔炎による歯の痛みは歯科では治療できないため、耳鼻科を受診しましょう。
口腔ケアのポイント
・水やハーブティーで乾燥対策
水分補給はこまめに行いましょう。特に就寝前の水分摂取は、夜間の口腔乾燥を防ぎます。
・無糖ガムで唾液を増やす
無糖のキシリトールガムは、唾液の分泌を促し、口腔内を潤す効果があります。食後に噛む習慣をつけると良いでしょう。
・歯磨きは念入りに、定期検診も忘れずに
毎日の歯磨きはもちろん、歯間ブラシやフロスで細かい部分もケアしましょう。さらに、定期的に歯科検診を受け、早期発見と治療を心がけることが重要です。
まとめ
花粉症の時期こそいつも以上に口腔ケアを心がけ、正しい対策で快適なシーズンを過ごしましょう。