きらら通信
梅雨の気象変化で歯が痛む?気圧とお口の意外な関係とは
こんにちは。
ヤオコーふじみ野大原敷地内の歯医者、きらら歯科ふじみ野院です。
今回は、梅雨の気象変化とお口の健康の関係についてお話ししていきます。
毎年6月頃から始まる梅雨の時期、歯科医院には「歯が痛い」「歯ぐきが腫れている」といった訴えで来院される患者様が増える傾向にあります。この時期特有の不快な天候とお口の健康には、深い関係があります。
気圧・湿度・気温の変化が口腔内に与える影響
梅雨時期は、気圧の低下、湿度の上昇、気温の変動が連続的に起こります。これらの変化は、体調だけでなく、歯や歯ぐき、顎関節にも影響を及ぼします。主な症状には、以下のようなものがあります。
・歯のうずき・鈍痛
気圧が下がると歯の内部(歯髄)の圧力が変化し、痛みを感じやすくなります。特にむし歯や治療済みの歯は影響を受けやすい傾向があります。
・歯ぐきの炎症・出血
湿度の影響で免疫力が一時的に低下し、歯周病菌が増殖。腫れや出血、口臭の原因にもなります。
・噛み合わせのずれ・顎のだるさ
顎関節周囲の筋肉も気圧の変化で緊張しやすく、噛み合わせの違和感や顎の疲労感につながります。
梅雨の時期に取り入れたいセルフケア習慣
・歯みがきは「いつもより丁寧に」が基本
磨き残しを防ぐためにも、歯間ケアの併用がおすすめです。デンタルフロスや歯間ブラシを活用しましょう。
・規則正しい生活で免疫を保つ
お口の免疫は全身状態とリンクしています。体調管理がそのまま口腔トラブルの予防に直結します。
・違和感は放置せず早期受診
一時的な痛みだと思って放置すると、実は進行していた…というケースも。軽い症状のうちに対応しましょう。
・プロフェッショナルによる定期的メンテナンス
自覚症状がない段階でも、定期検診で早期発見・予防処置が可能です。歯科医院でプロによるメンテナンスを受けましょう。
まとめ
梅雨は見過ごされがちな「お口のゆらぎ」が起きやすい時期です。患者様ご自身が小さな変化に気づき、適切なセルフケアと専門的なサポートを受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。日頃のセルフケアと定期検診で、この季節特有のリスクに備えることが大切です。