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きらら通信

季節の変わり目と顎関節症 気温差が体に与える影響とは

こんにちは。
ヤオコーふじみ野大原敷地内の歯医者、きらら歯科ふじみ野院です。

今回は、顎関節症を悪化させないための「セルフケア」と「歯科でのサポート」についてご紹介します。顎の関節は日常生活の中で想像以上に負担がかかる部位です。食事や会話、ストレスによる食いしばりなど、小さな習慣の積み重ねが症状を引き起こすこともあります。特に季節の変わり目は、寒暖差や自律神経の乱れによって筋肉がこわばりやすく、痛みが強く出ることもあります。顎関節症は一度悪化すると慢性化しやすいため、早めの対処が大切です。

ご家庭でできるセルフケア

顎関節症を予防するには、まず「普段の癖」を見直すことが重要です。何もしていない時に歯が触れていませんか?実は、上下の歯は常に離れているのが自然な状態です。歯を離すことで筋肉が休まり、顎関節への負担が軽くなります。

次におすすめなのが「温めるケア」です。蒸しタオルなどで頬を温めると、血行が促進され、筋肉のこわばりが和らぎます。また、軽くストレッチをするのも効果的です。口をゆっくり開け閉めしたり、こめかみや頬を優しくマッサージすることで、筋肉の緊張がほぐれます。硬い食べ物を避けることも忘れずに。硬い食品や大きく口を開ける動作(大あくび、硬いパンの一口食べなど)は関節に負担をかけるため、症状がある時期は控えましょう。

さらに、姿勢も大切なポイントです。猫背の姿勢は顎が前方に突き出し、関節に負担をかけます。背筋を伸ばし、顎を軽く引いた姿勢を意識すると、筋肉のバランスが整い、痛みの軽減につながります。

歯科で受けられるサポート

セルフケアを行っても改善しない場合は、歯科でのサポートが有効です。歯科ではまず、噛み合わせの状態を確認します。噛み合わせに問題がある場合、ナイトガード(マウスピース)を作って夜間の歯ぎしりや食いしばりから顎を保護します。ナイトガードは顎関節症の初期段階で特に効果が高く、就寝中の筋肉への負担を減らす役割があります。また、炎症や痛みが強い場合には、必要に応じて鎮痛薬や理学療法による治療も行います。

症状が長く続く場合や、口が開けにくい・顎の音が大きいなどの症状がある場合には、顎関節症の専門医での精密な診断が推奨されます。

まとめ

顎関節症は、日常の小さな習慣を見直すことで改善が期待できる症状です。「歯を離す」「温める」「正しい姿勢をとる」など、日々の積み重ねが予防につながります。もし痛みや違和感が長引くようなら、早めに歯科医院へ相談を。セルフケアと専門的サポートを組み合わせて、健康で快適な顎の動きを取り戻しましょう。

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