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きらら通信

顎の違和感を放置しないで!自宅ケアと歯科のダブル予防

こんにちは。
ヤオコーふじみ野大原敷地内の歯医者、きらら歯科ふじみ野院です。

今回は、顎関節症を悪化させないための「セルフケア」と「歯科でのサポート」についてご紹介します。顎の関節は日常生活の中で想像以上に負担がかかる部位です。食事や会話、ストレスによる食いしばりなど、小さな習慣の積み重ねが症状を引き起こすこともあります。特に季節の変わり目や忙しい時期には、無意識に力が入りやすく、痛みを感じやすくなる傾向があります。普段の生活の中でできる対策を取り入れて、症状の悪化を防ぎましょう。

ご家庭でできるセルフケア

顎関節症を予防するには、まず「普段の癖」を見直すことが重要です。何もしていない時に歯が触れていませんか?実は、上下の歯は常に離れているのが自然な状態です。歯を離すことで筋肉が休まり、顎関節への負担が軽くなります。デスクワーク中やスマートフォン操作時など、つい力が入る場面では「歯を離してリラックス」を意識しましょう。

次におすすめなのが「温めるケア」です。蒸しタオルなどで頬を温めると、血行が促進され、筋肉のこわばりが和らぎます。特に入浴後や就寝前に行うと、翌朝の顎の動きがスムーズになることもあります。また、軽くストレッチをするのも効果的です。口をゆっくり開け閉めしたり、こめかみや頬を優しくマッサージすることで、筋肉の緊張が和らぎます。硬い食べ物を避けることも忘れずに。ガムやスルメ、フランスパンなどの硬い食品は顎関節に大きな負荷をかけるため、症状が出ている時期は控えましょう。

さらに、姿勢もポイントです。猫背の姿勢は顎が前方に突き出し、関節に負担をかけます。背筋を伸ばし、顎を引いた姿勢を意識すると良いでしょう。長時間の作業では、こまめに姿勢をリセットすることも大切です。

歯科で受けられるサポート

セルフケアを行っても改善しない場合は、歯科でのサポートが必要です。歯科ではまず、噛み合わせの状態を確認します。噛み合わせに問題がある場合、ナイトガード(マウスピース)を作って夜間の歯ぎしりから顎を守ります。これにより、関節への圧力を分散し、筋肉の緊張をやわらげる効果が期待できます。

炎症や痛みが強い場合には、必要に応じて薬を使った治療も行います。痛み止めのほか、筋肉のこわばりを緩める薬が処方されることもあります。重度の場合には、顎関節症の専門医での精密な診断や、理学療法的なリハビリテーションが推奨されます。

まとめ

顎関節症は、日常の小さな習慣を見直すことで改善が期待できる症状です。「歯を離す」「温める」「正しい姿勢をとる」など、毎日のケアを積み重ねることで、再発を防ぐことができます。もし痛みや違和感が長引くようなら、早めに歯科医院へ相談をすることが大切です。セルフケアと専門的サポートを組み合わせて、健康で快適な顎を守りましょう。